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【山口岩男 Christmas LIVE 2016 in 高円寺ぽたかふぇ。】 ~25年目のウクレレクリスマス、山口岩男 SONGS ONLY!~Sold Out!
岩男デビュー当時のマネージャー、松永吉史がオーナーの素敵なカフェで、久しぶりに山口岩男ソングだけのライブを行います。
当日は茅ヶ崎の畑で岩男が作った「無農薬野菜」を使ったスペシャルディナーブッフェをご用意!
懐かしいイワオソングの数々に酔いしれましょう!
「25年目のウクレレクリスマス」
10月20日の夜、僕らは高円寺のあるカフェに集まった。メンバーは僕と、僕がシンガーソングライターとして1989年に日本コロムビアからデビューした当時のマネージャー松永吉史、そしてデビューした年の1989年に出会い、僕が1991〜92年にかけて担当したFM NACK5(埼玉)の「ミッドナイトロックシティ」のプロデューサー・村木益実の3人だ。僕ら三人は同世代で、バブル絶頂期の音楽業界で出会い、それこそ「音楽業界で天下を取ってやる!」位の勢いで熱く語り合った仲である。20代の後半に、熱く燃える想いを共有し、共に喜び、共に怒り悲しんだ仲だ。
やがてバブルが崩壊し、音楽業界が大きく変わり、松っちゃんは音楽の世界を離れた。それから今年まで24年間、連絡を取り合うこともなかったが、人の縁とは不思議なもので、僕ら三人はひょんなきっかけで20数年ぶりに集まった。松っちゃんが高円寺でカフェを経営していることを人づてに知り、村木を誘って松っちゃんの店で会うことにしたのだ。20代で出会い、30代、40代を飛び越えて50代での再会。ミッドナイトロックシティを担当している1年半は毎週会っていた三人だから、24年の空白は顔を合わせた瞬間に消えた。同じ時を過ごした仲間というのは、本当に有難いと感じた。「ウクレレクリスマス」が最初にオンエアされたのもミッドナイトロックシティだった。
ある時期ブームになり、今はすっかり世間に定着したウクレレだが、当時は誰もウクレレなんかに見向きもしなかった時代。1991年、今は無くなってしまっ同じカマカのウクレレを手に入れた。まだ消費税などない時代で、値段は新品で4万円。今でこそウクレレが何十本も並んでいる大手の楽器店だったが、当時はなんとたった4本しかウクレレを置いていなかったのを覚えている。そんな時代だったから、20代の若者が4万円もするウクレレを買うというのは、楽器店の人にとっては「?」て感じだったかもしれない。こんな風に僕のウクレレ・ライフは始まった。
すっかりウクレレに魅了された僕は、いつでも持ち歩くようになった。当時はまだハワイに行ったこともなく、ハーブ・オータさんの事も知らなかったから、「天国への階段」や「ハイウエイ・スター」のようなロックの名曲のリフを弾いて遊んだり、「サザエさん」を弾いてみたり、完全に「ネタ」として使っていただけだった。ロック・シンガーとしてメジャーデビューし、バンドメンバーから、音響、照明スタッフまで同行して全国をコンサートで回っていた僕の、完全に「オフ」の楽器だった。しかしその後、ウクレレを手にしてフジテレビの番組に出たり、いろいろとメディアに出る事でサザンの関口さんやハーブ・オータさんと繋がり、その後僕の人生は「ウクレレ弾き」に大きく傾いていった。それが良かったのがどうかはわからないが、僕の仕事は大きく広がり、そして「自分の歌を歌う事」をやめてしまった。
再会した僕らは昔のように酒を酌み交わし(僕はもうお酒をやめているので、炭酸水で)、懐かしい話に花を咲かせた。僕はその夜、小さなギターを持って行って、カウンターに腰掛けて昔の歌を何曲か歌った。「今度ここでライブやろうよ!」と松っちゃんが言い、村木も頷いた。それが今回のライブをやることになったきっかかけだ。「ぽたかふぇ」のある「高円寺仲通り商店街」に、僕は21歳の頃に住んでいた。ぽたかふぇからわずか100メートルほどのところにあった4畳半のアパートだ。そのアパートで作って、CDになっている曲が一曲だけある。Subway、という曲だ。そうか、Subwayが32年ぶりに帰ってきたんだな。よし、ここでの羅ライブは久しぶりに山口岩男ソングだけでやろう!とその時決めた。Subway、Streetwise、長距離電話の向こうの街、河の流れ着く場所、渡るべき多くの河、On The Road Again・・・中央線沿線のアパートに住んでいるときに書いた歌はたくさんある。久しぶりに今の気持ちで歌ってみようと思う。あ、「再会」も外せないね。
そしてこのストーリーにはもう一つおまけがある。「ぽたかふぇ。」の店長で松っちゃんの奥さんの美樹さんは、当時僕と松っちゃんが所属していたシンコーミュージックのデザイン部に所属していて、1991年にリリースされた最初の「ウクレレクリスマス」のジャケットのイラストを書いてくれているのだ。ウクレレクリスマスから25年、ちょうど四半世紀。当時を思い出しながら、今日まで頑張ってきた僕らに乾杯!「25年目のウクレレクリスマス」、僕が茅ヶ崎で作っている野菜も持っていきます(笑)。ぜひいらしてください!
2016年11月、「ウクレレクリスマス」リリースから25年目の秋に。山口岩男
¥6,000 (スペシャルディナー&ワンドリンク付き)
〜Thank you、Sold Out!〜
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